映画『ブラックパンサー』(2018)あらすじ・感想・レビュー

画像:https://youtu.be/hjm9TvyPzxo

2018年に公開された映画『ブラックパンサー』は、マーベル・シネマティック・ユニバースの一作品で、ブラックパンサーというアフリカの架空の国「ワカンダ」の王である「ティ・チャラ/ブラックパンサー」を主人公としています。監督はライアン・クーグラー、主演はチャドウィック・ボーズマンが務めました。

映画の概要

『ブラックパンサー』は、アメリカのコミック出版社マーベル・コミックが1966年に発表した「ファンタスティック・フォー」の中で初登場したキャラクター、ブラックパンサーを主人公にした映画です。物語はアフリカの架空の国「ワカンダ」が舞台で、ティ・チャラが父の跡を継いでブラックパンサーとなり、ワカンダを守るために戦う姿を描いています。映画は、アフリカ系アメリカ人の監督や俳優たちが多数参加したことから、多様性や差別、アイデンティティなどの社会問題をテーマに扱ったことでも注目されました。

映画の評判や興行成績

『ブラックパンサー』は全世界で18億ドル以上の興行収入を記録し、歴代興行収入ランキングで歴代9位に入る大ヒット作となりました。特に北米市場では、公開初週末に2億4200万ドルの興行収入を記録し、史上最高額を更新する大ヒットとなりました。また、批評家からも高い評価を得ており、Rotten Tomatoesでは95%の支持率、Metacriticでは88/100のスコアを獲得しました。また、アフリカ系アメリカ人の俳優たちが多数出演していることから、黒人文化やアフリカ文化についてのポジティブな描写が多く見られ、社会的な影響力も大きかったとされています。

あらすじ

【主人公の紹介】
本作の主人公は、若き王トゥチャラこと「ブラックパンサー」を演じたチャドウィック・ボーズマンです。トゥチャラは、アフリカの架空の王国「ワカンダ」の新しい王として即位します。彼は、強い意志を持ち、知識、技術、戦闘スキルに優れた、賢明で勇敢な王です。

【映画のストーリーの概要】
物語は、トゥチャラの父である前王タシャラが亡くなった後、トゥチャラが王位を継承するところから始まります。トゥチャラは、彼の父のように、国内外の危機に直面します。ワカンダは、先進的な技術を保持しているため、他国からの脅威を受けることになります。トゥチャラは、祖国を守り、民を守るために戦い、同時に過去の過ちから学び、自己の成長を遂げることになります。

【キャラクターたちの紹介、役割など】
トゥチャラ以外にも、多くのキャラクターが登場します。トゥチャラの母親である「ラムダ」は、愛情深く、強い女性であり、トゥチャラが必要とする助言やサポートを提供します。また、トゥチャラの姉妹「シュリ」は、ワカンダの技術的進歩を担当しており、彼女のアイデアが物語のカギとなります。また、トゥチャラの恋人「ナキア」は、ワカンダの外での活動に専念しており、自己の信念を貫きながらトゥチャラの信頼を得ることになります。さらに、トゥチャラの宿敵である「エリック・キルモンガー」は、トゥチャラと対照的な考え方を持つヴィランとして登場します。彼は、ワカンダの技術を支配し、世界中に平等をもたらすことを目指している、力強くも複雑なキャラクターです。

キャスト・スタッフ

【キャスト】

・チャドウィック・ボーズマン (ティ・チャラ/ブラックパンサー 役)

・マイケル・B・ジョーダン (エリック・キルモンガー 役)

・ルピタ・ニョンゴ (ナキア 役)

・ダニエル・カルーヤ (ワカビ 役)

・レティーシャ・ライト (シュリ 役)

・ウィンストン・デューク (ムバク 役)

・アンディ・サーキス (クロウ 役)

・マーティン・フリーマン (エヴェレット・K・ロス 役)

【スタッフ】

・監督: ライアン・クーグラー

・脚本: ライアン・クーグラー、ジョー・ロバート・コール、エリック・ワイザー

・製作: ケヴィン・ファイギ、ラルフ・W・サイクス、ヴィクトリア・アロンソ

・音楽: ルドウィグ・ゴランソン

予告編動画

映画『ブラックパンサー』(2018)の批評

『ブラックパンサー』は、アフリカの王国「ワカンダ」を舞台に、主人公のタシャラ/ブラックパンサーが、敵対勢力や内紛に立ち向かう姿を描いたアクション映画です。本作は、多様性をテーマにしたコンテンツとして大きな話題となり、全世界で興行収入13億ドルを記録し、アメリカでは興行収入1億ドルを超えた初めての黒人監督作品としても注目を集めました。

批評家からは、主演のチャドウィック・ボーズマンの演技や、豪華なキャスト陣、美術デザイン、衣装デザイン、音楽など、映画全体のクオリティが高いと評価されています。また、物語のテーマであるアフリカ文化や、黒人のアイデンティティについての描写にも注目が集まっており、社会的な意義も認められています。

一方で、中には過剰な期待が裏目に出たという声や、ストーリーの展開においてやや浅いと感じる人もいました。また、ブラックパンサー自体については、MCUにおける他の主要ヒーローと比較して知名度が低かったことから、一部の観客には物足りなさを感じる場合もあったようです。

総合的に見ると、『ブラックパンサー』は、多様性を追求する現代社会において、アフリカの美しさや文化を全世界に伝えた重要な作品であると評価されています。

感想・レビュー・評価

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 1 reviews
 by 映画好き太郎
独自の世界観

この映画は、独自の世界観や美術、アクションシーン、キャスト陣の演技力など、多くの魅力を持っています。また、アフリカ文化を題材にしながらも、アクション映画としても十分に楽しめる作品になっています。ただ、時折退屈な場面があったり、ストーリーに一貫性がないと感じる場面があるなど、改善点も見受けられました。

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